2012年12月24日月曜日

夕方5時のチャイム


2012年12月23日(日)

新宿駅からバスにゆられて2時間。
志村の故郷、山梨県富士吉田市下吉田に行ってきました!
ずっと行きたかったから念願叶ったー!

下吉田駅はこんな感じ。


なんだかとってもかわいらしい良い感じの駅。そしてとってもキレイ!
駅の隣には『下吉田倶楽部』っていう建物があって




















そこで去年開催された志村展のミニバージョンを今年も期間限定でやってくれてました。
中に入るとフジファブリックが流れてて

そして志村の写真が何枚か展示されてたり














テーブルには山梨新聞にのった志村の記事が並べられてたり、
そして『下吉田てくてくMAP~志村正彦編~』も!




















同級生の方が作られたのかな?
地図の中には「中学時代の遊び場」「高校時代の買い食い処」「となりのノッポのたくみうどん」などなど
手書きで本当に細かく書かれてて、見てるだけでたのしいMAP!
もちろんフジファブリックファンの人達もいたんだけど
その場に居合わせた地元のおじいちゃんも手にとって見ててなんだかほっこり。

今回行けなかったところもいっぱいあるし
次行った時はMAPを見ながら下吉田巡りしたいなあ

しばらく「下吉田倶楽部」でココアを飲みながら流れているフジファブリックを聴いて、
次は志村がよく行ってたという「みうらうどん」を目指して、てくてく!
街は人通りが少なくて、びっくりするほど静かでおだやかでした。
歩いてる途中に見れた富士山もとってもキレイ!




















途中、志村が通ってた小学校を発見!
このグラウンドでよく野球やってたんだろうなあ。




















路地裏からひょっこり野球少年が出てきそうな街。
まさに「陽炎」聴きながらイメージしてた街そのものでした。

あと、街には今日ある「志村正彦を謳う会」のチラシが貼ってあったりしてる。




















そして着いた「みうらうどん」!








































中に入るとお座敷にテーブルが9つほど。
そして、お客さんで賑わってる!
フジファン!ではなく、ほとんどが地元の家族やおじさんおばさん達。
なんだか親戚の集まりのような雰囲気でとっても良い感じでした。

肉うどん注文!




















おいしかったー!
麺が長い!太い!スープまで飲み干しちゃった!
ごちそうさまでした。また行く!

お腹いっぱいになったところで
次目指すのは
志村がよく行ってたという忠霊塔!
山に立ってるのよ。

フジファブリックの「浮雲」っていう曲の
「登ろう いつもの丘に」って歌詞はここの事なんですって!

てくてく。

なんていうか本当に良い雰囲気な街。
歩いてるだけでも気持ちいいー

忠霊塔への階段!
これがけっこう長い!




















普段運動をしてないから
息はきれるわ足は動かないわで
当然、次の日には筋肉痛でした。

どんどん登っていくよ!















志村はこの長い階段をよく登ってたのか...さすがだなあ。

到着!忠霊塔!





















富士吉田市を一望!


上の方にテーブルとイスがあったから
そこで休憩。

太陽の光があったかくて
風も気持ちよくて
富士山はこっち見てて
気付いたら寝てしまってた。笑

それからフジファブリック聴いたりして
富士山眺める。




















ここに志村がよく散歩しに来てたって思うとなんだか不思議な気持ち。そして、とても穏やかな気持ちになれる場所でした。
忠霊塔もまた来るねー!

15時から最初行った駅の「下吉田倶楽部」にて
地元のアコースティッククラブの方達が演奏するアコースティックライブがあるというので行くことに!

駅までてくてく、道の両脇に流れてる水がさらさら、空飛んでる鳥がちゅんちゅん、風がそよそよ。

「下吉田倶楽部」に行ったら看板出てたー













中入ったら最初行った時よりもいっぱいの人が。
で、最初行った時、志村が乗ってたバイクが展示してあったの。
近くにいた(たぶん)地元のお兄さんが
「志村君の乗ってた自転車もきたんですよー」って。
今度は自転車も展示してあって「えーっ、すごい!」って驚きながら自転車見てたらなんだかたまらない気持ちになって涙がぶわあって出てきた...




















アコースティックライブが始まって
地元のおじさんやお兄さんがフジファブリックの曲を演奏。

「陽炎」の歌詞に
「隣のノッポに借りたバットと駄菓子屋にちょっとのお小遣いもって行こう」ってとこがあって
おじさんが「志村商店(志村の実家)と学校のグラウンドの間に駄菓子屋があったから、
グラウンドに野球しに行く間によく寄ってたんだろうね。」って。

志村の地元でこうやって志村の曲や話を聴いたりするのは
やっぱりなんだか不思議な気分で
おじさん達が演奏する後ろには志村の写真が飾ってあって
それ見てるとまた涙がぶわあって込み上げてきたりした。

いろんな人の志村への愛がいっぱい詰まってるとっても良い時間だったなあ。

1時間30分ほどライブを見て時間は4時30分。

フジファブリックの曲「若者のすべて」で
「夕方5時のチャイムが 今日はなんだか胸に響いて」って歌詞があるのだけど
22、23、24日の3日間限定で
富士吉田市に鳴る夕方5時のチャイムがその「若者のすべて」のメロディになるということで
5時近くになったらみんな外へ出てチャイムを待つ。

待ってる時ドキドキしたなあ。

んで時間は夕方5時。

しんっとした街に
若者のすべてのチャイムが鳴る。

これは泣くの我慢できなかった...。
まさに「夕方5時のチャイムが 今日はなんだか胸に響いて」でした。

志村すごいね。自分が作った曲が自分が生まれ育った街のチャイムになるなんて。
本当に良かった...。
こうやってチャイムを志村の曲にしようといろいろやってくれた地元の方達に感謝。

チャイム聴き終わってもう辺りは真っ暗。
なんかこの空の色合いとかフジファブリックぽいなって思ったり。




















最後にこれまた志村がよく行ってたという「M2」という洋食屋さんに行くことに!




















おなかはコーラでいっぱい!













中に入ると、店内BGMはフジファブリック!嬉しすぎる...。
そして、店員さんはおばあちゃんが1人。

中は雑貨や小物がたくさん置いてあってちょっと昔の懐かしい感じ。
席に着いて
辺りを見回すとコルクボードにメモがいっぱい。

ここのお店に来た人達の言葉がいっぱい書いてあった。
地元の中高生や家族や
フジファブリックファンも。
このお店もたくさんの人に愛されてるのが分かるなあ。
志村の写真も貼ってあった!
















注文したのは
志村お気に入りという大根スパ!
あとカレードリアも!













おいしかったー!
おかあさんのあったかい味がして心ほっこり。
フジファブリック聴きながら食べるとよりおいしい!

しばらく過ごして、もう行こうかって席立とうとしたら
大好きなイントロが!
この「虹」聴いてから出よっかってなった。
なんだかんだ最後は「虹」なんだよなあ。
志村め...分かっておるな。笑

ここもまた来たいなあ。次は何食べよっかなあ。ハンバーグかなあ。
おかあさんごちそうさまでした!
お腹も心もいっぱいになって、この時間もとっても良い時間だった!


外出たらもう夜。
11時に下吉田に着いて時間はもう19時前。

なんだか1日あっという間だったけど
感じたことはとってもたくさん!
行った場所出会った人、忘れられない1日になったな。

志村が生まれ育った街で1日過ごせて本当に嬉しかった。
志村はこの世にはもういないのかもしれないけど
みんなの心の中にはちゃんといるし
志村が過ごした跡はこうやってちゃんと残ってるんだなって。

志村がいなくなってもう3年。
やっぱり悲しい気持ちや寂しい気持ちは消えないけど
でも、志村を想う気持ちや楽しかった想い出がいつも自分の中にあるから
志村はいなくなってなんかいないんだって思う。


志村、本当にいつもいつもありがとう。
むこうでも元気にいっぱいいっぱい歌ってるといいな。